いじめの未然防止の取組
ア 自己指導能力の育成
イ わかる・できる授業づくり
ウ 「居場所づくり」と「絆づくり」
ヱ 人権意識の高揚と規範意識の醸成
オ 他者と協働する態度の育成
ヵ いじめの未然防止教育の実施
キ゚ SOSの出し方に関する教育の推進
いじめを産まない取組のうち今回は「居場所づくりと絆づくり」の取組です。
居場所づくりは大人の取組です。学校の教職員のみならず、家族はもちろん子どもたちに関わっている全ての大人が関係してくると思います。
一方、絆づくりは子どもたちの活動が中心です。大人が支援することは当然ですが、子どもたち自身が主体となって行わなければなりません。
居場所づくり
自分の居る学級や学校が自分を必要としているとか、自分はこの学級のために役立っているなどと実感できる自己所属感や自己肯定感を持つことができるようにすることが重要です。そのためには学級の係活動や様々な体験活動(運動会・体育会、修学旅行、合唱発表会等々)の中に個々の活動を称賛したり、感謝したりする場を設けることで自己肯定感を高めることができます。また、グループワークトレーニングなどを意図的に実施するなど、個々が活躍できる活動なども有効です。前回も述べましたが支持的な学級集団をめざすことが居場所づくりそのものだと思います。
絆づくり
絆づくりは子どもたち自身の活動が主になりますが、大人の支援なしで放っておいては何も始まりません。具体的な絆づくりの例としては、まずは学級会活動や係活動です。児童生徒が自分たちで自分たちの生活をより過ごしやすく楽しいものにするための活動の中で絆ができていきます。また、特別活動の中でソーシャルスキルトレーニングなどを意図的に実施したり、異学年の交流活動を行ったりすることも考えられます。そして、児童会・生徒会活動も絆づくりの重要な活動です。
絆づくりのために大人は機会と場を設定することに務めることが大切です。
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