学校の危機管理

学校の危機管理 第9回 ダメージコントロール 初期対応に全力で

前回の第8回で事案や事故、重大事態を回避することについて述べましたが、どんなにハザードの消去を行っても、事故等の発生の確率は下げられても、事故や事件は発生することがあります。もし、事故や事件が発生したときの対応について、示したいと思います。...
学校の危機管理

学校の危機管理 第8回 重大事案(事態)を回避する

学校で児童生徒に関わる事故や事件、いじめが要因による自殺・不登校・体調不良(いじめが原因による重大事態)などは絶対にあってはならないことです。  では、児童生徒に関わる重大事案(事態)を回避するために認識しておかなければならない最も基本的な...
学校の危機管理

学校の危機管理 第7回 報告の手立て

学校事故や児童生徒の問題行動(いじめ、暴力行為等)への対応は初期対応が大変重要であることは言うまでもありません。如何に早く、適切に対応できるかで、その後のダメージの大きさが変わります。事案発生後、組織内で事案の正確な情報を共有するためには、...
不登校

不登校 第9回 対応の要点5 取組の共通理解

何事もそうですが、組織が共通の目的に向かって動いて行く場合、自分はどのようなポジションに位置し、何を、いつまでに、どうするのかを明確に共通理解しておかなければなりません。そのためには、プロジェクトマップ(いつの時期に何をするのか)が必要とな...
学校の危機管理

学校の危機管理 第6回 リスクの定期的評価と改善

学校では児童生徒の状況や教育活動の実施状況など、定期的に観点を持って注視していくことはほとんどの学校で行われています。と同時に、危機管理の状況も定期的に具体的な観点を定めて評価していくことが重要です。具体的には、リスクマネジメントの観点から...
学校の危機管理

学校の危機管理 第5回 教職員の危機の特徴

教職員の危機の特徴  学校の危機管理において、守るものは3つあります。まず1番めは子どもたちの安全(身体・心身)確保です。2番めは教職員の安全(身体・心身)と職です。3番めは学校の施設及び教育のシステムです。  その中で、今回は教職員の危機...
学校の危機管理

学校の危機管理 第4回 組織的対応の基本(報告と指示)

組織的対応の基本(報告と指示)  よく一般的に会社や学校など集団で仕事をする上で「報連相は大事だよ」とか「まずは報連相だよ」などと言われます。組織の中で円滑に仕事をしていくためには報告、連絡、相談を心がけ仕事ましょう。ということでしょうが、...
学校の危機管理

学校の危機管理 第3回 危機管理の観点

学校の危機管理を考えるときに、観点を定めてマネジメントすることが大切です。一般的には学校経営の3観点つまり「組織」「教育活動(教育課程)「環境」が基本ですが、危機管理マネジメントでは加えて「報告体制」が必要になります。ちなみに、教職員の研修...
不登校

不登校 第8回 対応の要点4 継続的支援

不登校対応の要点の4番目は「継続的支援」です。  不登校や不登校兆候の子どもたちにチームで対応することの重要性は前回述べました。その子どもたちに求められる継続的支援は、進路にも影響する「学びの保障」と悩みや不安の解消に向けた「教育相談」の実...
不登校

不登校 第7回 対応の要点3 早期対応

不登校対応の要点3番めは早期対応です。 1的確なアセスメント  早期対応において最も重要なことは、アセスメントです。アセスメントとは、対象となる子どもの情報を収集・分析し、支援計画に活かしていくための状況把握(後には支援の評価も対象となりま...