いじめの未然防止の取組
ア 自己指導能力の育成
イ わかる・できる授業づくり
ウ 「居場所づくり」と「絆づくり」
ヱ 人権意識の高揚と規範意識の醸成
オ 他者と協働する態度の育成
ヵ いじめの未然防止教育の実施
キ SOSの出し方に関する教育の推進
いじめを未然防止するには、学校の教育活動すべての時間において人権尊重の精神と社会性を基本とした人間教育を実施するとともに、それを実施する教職員の研修を組織的に行うことです。
ここでは「いじめの未然防止教育」の話です。つまり直接的にいじめを防止する教育をどうするか?ということです。
時期(いつするか?)
◯年度はじめの4月
職員研修で「いじめの定義、学校いじめ防止基本方針、重大事態対応」の確認を行なった後、学級開きの時間に学級のルールづくりや係活動を通しての助け合い等について学級活動として行います。
その際、担任として「いじめは絶対に許さない」という毅然とした態度で臨むことが重要です。
◯学期ごとに
学級活動の時間に「相談の仕方」や「人間関係づくりのソーシャルスキルトレーニング」など、人としての関わりの具体的な方法など社会性やコミュニケーション力を養います。
◯長期休業後
長期休暇の間に関係性が薄くなったり、大きな変化があった児童生徒のために、学級活動で絆づくりの活動を実施します。
◯主要な学校行事時
運動会・体育会、合唱コンクール、修学旅行などの学校行事は学年が上がるにつれ行事がもつ意味が大きくなり、育つ力も大きものです。行事の前後はいじめの未然防止の教育を実施する効果的な時期です。また、活動中には摩擦が生じやすいものです。いじめやトラブルの早期発見、対処の仕方などいじめの未然防止のために直接的な指導が求められます。
◯いじめ発見直後
最後に、あたりまえですがいじめが発見された後、いじめの構造やいじめの重大性など、いじめの再発防止の活動が必要です。
こう列記すると、そんなに時間はあるのか?と思われがちですが、いじめの未然防止の教育は、社会性を身につける学習や人権教育でもあり、思いやりの道徳の時間でもあります。学校行事に向けた係決めや集団の力で創造的な活動を行うことによって得る自尊感情や自立の力などと多く重なる時間なのです。
どんな内容を
◯上記にも少し書きましたが以下の内容で整理します。
1いじめに対する基礎知識
文部科学省が定義するいじめについて理解することです。社会通念上のいじめとは異なることを理解するということです。
2道徳教育及び人権教育
多様性の理解、自己肯定感の感受、他者の尊重など
3相談の仕方
誰にどうやって相談するのか、ロールプレイで学ぶのも方法の一つです。
4SOSの発信の仕方
これについては、項を設けて次の章で詳しく説明します。
だれが
校長(教頭)
学校のトップが自ら全校集会などで、いじめを許さないという強い決意を示すことが何よりも大切です。もちろん、子どもたちの自尊感情を高める話や自己指導能力を身につけさせる講和も忘れてはなりません。
生徒指導担当(主事、主幹)
学校全体や学年全体への指導においては、役割や担当を決めて組織的・効果的にいじめの未然防止教育を実施します。さらに、保護者への協力や啓発も忘れてはなりません。
学級担任
担任は学級活動の時間、道徳の時間を中心に、いじめの未然防止の授業を実施します。必要と思えたら日常の朝の会や帰りの会でも短時間の学習をすることも必要です。



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