何事もそうですが、組織が共通の目的に向かって動いて行く場合、自分はどのようなポジションに位置し、何を、いつまでに、どうするのかを明確に共通理解しておかなければなりません。そのためには、プロジェクトマップ(いつの時期に何をするのか)が必要となります。不登校への対応のプロジェクトマップの例を以下に示します。この表は実際に私が着任した中学校で活用していたものです。3校で同じものを使用しましたが、不登校の対応は基本的に「未然防止」「早期発見」「早期対応」「継続支援」の4つのフェーズからなるので、どこの学校でも基本的には変わらないと思います。時系列で考えると「未然防止」と「早期発見」は同時進行しながら、不登校の兆候を見つけたら「早期対応」そして改善が図られた後も「継続支援」というのが一般的です。
図では、左半分が「未然防止」と「早期発見」です。つまり日常の学校生活です。「早期発見」については詳しくは他の投稿で述べています。「未然防止」については基本的な「生徒指導上の実践上の視点の機能可」については、これまでに述べていますが、今後改めて「未然防止」の具体的な内容は示して行きたいと思います。
それぞれの対応のフェーズは下の図のようになります。
このような不登校対応のプロジェクトマップをもとに、自分は今、担任として「未然防止」のために、◯◯を行っている。あるいは「早期対応」としてチームを組んでアセスメントを行っている。などと取組全体を把握し、全員が共通認識して不登校への対応を進めることで成果を上げることに繋がります。
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