不登校

不登校 第6回 対応の要点2 早期発見

不登校対応の要点の2番目は「早期発見」です。不登校は年間30日以上欠席したときに不登校といいますが、いきなり連続して30日を超えることはまれです。出席しながら遅刻や早退、欠席を繰り返して不登校になるのがほとんどです。ある県では、「欠席日数+...
不登校

不登校 第5回 未然防止の具体

前回、不登校対応の要点として、未然防止について少し述べました。今回は不登校を未然に防止する具体的な学校経営や教育活動などについて示します。 1「自己指導能力」を育てる まず、未然防止策の第一は、学校の全員の子どもたち一人ひとりの中に「自己指...
不登校

不登校 第4回 学校における不登校対応の要点 1未然防止

不登校の対応
不登校

不登校 第3回 不登校は生徒指導上の喫緊の課題とは?

不登校は問題行動ではないということを法律や通知文、学習指導要領で示していると前回まで述べてきました。しかし、問題行動ではないと示した平成28年の調査研究協力者会議の報告以後、文部科学省は「不登校は生徒指導上の喫緊の課題である」と通知文や会議...
不登校

不登校 第2回 不登校の基本認識

不登校への対応を考える際に、まず不登校対応の基本認識を理解しておくことが重要です。  文部科学省や国立教育施策研究所(いわゆる国研)が示している不登校への基本認識を整理して、簡単にまとめると次の4点になるます。 1 社会的自立をめざす  不...
いじめ問題

なぜ、いじめは幅広く認知するのか?

「廊下でわざとじゃないがぶつかられて痛かった」これはいじめでしょうか?という質問に、一般社会ののほとんどの方は「そんなんいじめじゃないよ。」とおっしゃると思います。しかし、その記事の中でも説明していますように、学校では法(いじめ防止対策基本...
学校の危機管理

学校の危機管理 第2回 安全配慮義務と授業

教師の安全配慮義務と授業 法で規定されているように、子どもたちは安全に安心して教育を受ける権利を有しており、と同時に子どもたちは教師の指示に従い強制的に授業を受けています。そこで、学校は授業中や学校行事など学校の管理下において、高度の「安全...
学校の危機管理

学校の危機管理  第1回 学校事故と法的責任

校長、教頭、主幹教諭は学校での事件・事故と法的責任についての基本的な事項について理解しておかなければなりません。本来は学校の教職員全員が理解しておく内容であり、初任者研修などでも取り扱っていますが、正確に理解している先生は少ないと思われます...
学校経営

学校経営 第4回 組織的対応とは

前回までに、学校組織の基本的な構造(マトリックス組織)と新しい組織経営(マネージャー制)について述べてきました。  ここでは、学校における組織的対応の基本について述べたいと思います。 よく、集団で仕事をする上で重要なのは「報・連・相」と言わ...
いじめ問題

いじめ対応の流れ

(1) いじめられた児童生徒(被害者)への対応  最も重要なことはいじめを受けている(受けていると思われる)児童生徒の安全確保を最優先に対応することです。学校が対応を始めたことにより、その後は被害を受けないようにします。授業中、休み時間、放...